ホーム > 生活&アクション

 


ルレナバケ直通
おサルきまぐれ日記

 


ルレナバケ手作り自然民芸品のお店

 さてさて。ここでは、ルレナバケに住む人々の生活の様子なんかをご紹介しちゃいます。

 棲み家のページでご紹介しているように、ルレナバケは比較的新しい町で、いろーんな人が住んでいるため、今も日に日に町の様子が変わって来ています。町の中心は最近、外国からのお友だちが喜ぶようなホテルやツアー代理店、レストラン、ディスコなんかが次々とできているし、道も少し整備されてきました。町が発展しすぎて、動物やもともと住んでた人たちが暮らしにくくなるのは困るんだけど、外国からのお友だちが何を目的にこの町を訪れるのか、この町のお役人さんたちも分かっているらしく、自然や文化を全面に出したエコ・コミュニティー観光方針を進めています。と、いうワケで、町の中心部には、観光業や商売に携わる人々が住んでいます。

 一方、中心から離れてぽつぽつと点在する集落は、数家族でなる小さなものから、数十家族からなる大きなものまで、また、先住部族のもの、部族が混在したものなど多種多様で、多くの人々は、農業や家畜、狩りなどをしながら、自給自足的な生活をしています。毎週末に町の中心で川辺で開かれる日曜市(写真右)に、自分の集落で作った野菜や果物などを持ってきて売る人たちももちろんいますが、遠くの集落だと、町の中心まで出ていく方が大変で、結局は集落の大部分の人たちは現金収入を得る手段をほとんど持っていません。

 しかーし、ルレナバケは自然も文化も多様で豊かな土地柄で、オルタナティブな可能性はいろいろとあるのです。それを実行している人々がいます。

 

集落の女性手工芸グループ

 ヌエボス・オリゾンテス Nuevos Horizontes という集落では、十数人の女性たちが、ヤシの木の葉っぱや種を使って、編み物や小物作りをしています。初めは、夫に文句を言われながら始めた活動だと女性たちは言いますが、今では、少しずつ技術もうまくなり、たまに外で作品が売れたりすると、積極的に活動を勧めたり、協力したりする男の人も。
 つまり、この手工芸活動は、彼女たちの家族や集落を経済的に助けるだけでなく、社会的にも女性たちが自立する役割を果たしているんです。また、それまで子育てや家庭内の仕事ばかりしていて、孤立していた女性たちが、こういった活動を通じて、ほかの女性たちと集まり、協同して何かができるようになったのも良かったと思うのです。まだまだ、それで家計を建てられる規模の活動ではありませんが、これからも地道な努力を続けることによって、いずれは一家や集落を支えるだ〜いじな活動になる日もそう遠くはないかもしれません。

→ アーテサニアのお店 La Cambita

集落でフルーツ加工をする女性たち

 エル・セブー El Cebu という集落では、やっぱりこちらも女性たちなんですが、現地の果物を使って、マーマレードやワイン、ドライフルーツなどを作っています。熱帯の気候を持つルレナバケでは、パイナップル、マンゴー、パパイヤ、スターフルーツ、パッションフルーツ、バナナ、オレンジ、グレープフルーツ、スイカ、ヤシの実などなど、とにかくフルーツは豊富なのです。工夫次第では、こちらもオルタナティブな産業としての可能性は十分あります。

ページトップ ▲

inserted by FC2 system